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8th August 2011

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ブッダのことば 引用

以下の引用は、テーラヴァーダ仏教が伝承した「パーリ仏典」(お釈迦様の教えとされるもの)の一つ、スッタニパータ(経集)という経典の一節です。(中村元訳「ブッダのことば」岩浪文庫) *Snはスッタニパータの略、数字は詩句の番号。

 

Sn574 この世における人々の命は、定まった相なく、どれだけ生きられるかも解らない。惨イタましく、短くて、苦悩をともなっている。
Sn575 
生まれたものどもは、死を遁ノガれる道がない。老いに達しては、死ぬ。実に生ある者どもの定めは、このとおりである。
Sn576 
熟した果実は早く落ちる。それと同じく、生まれた人々は、死なねばならぬ。かれらにはつねに死の怖れがある。
Sn577 
たとえば、陶工のつくった土の器が終にはすべて破壊されてしまうように、人々の命もまたそのとうりである。
Sn578 
若い人も壮年の人も、愚者も賢者も、すべて死に屈服してしまう。すべての者は必ず死に至る。
Sn579 
かれらは死に捉えられてあの世に去って行くが、父もその子を救わず親族もその親族を救わない。
Sn580 
見よ。見まもっている親族がとめどもなく悲嘆にくれているのに、人は屠所トショに引かれる牛のように、一人ずつ、連れ去られる。
Sn581 
このように世間の人々は死と老いとによって害ソコナわれる。それ故に賢者は、世のなりゆきを知って、悲しまない。
Sn582 
汝は、来た人の道を知らず、また去った人の道を知らない。汝は(生と死の)両端を見きわめないで、いたずらに泣き悲しむ。
Sn583 
迷妄にとらわれて自己を害なっている人が、もしもなき悲しんでなんらかの利を得ることがあるならば、賢者もそうするがよかろう。
Sn584 
泣き悲しんでは、心の安らぎは得られない。ただかれにはますます苦しみが生じ、身体がやつれるだけである。
Sn585 
みずから自己を害いながら、身は痩せて醜くなる。そうしたからとて、死んだ人々はどうにもならない。嘆き悲しむのは無益である。
Sn586 
人が悲しむのをやめないならば、ますます苦悩を受けることになる。亡くなった人のことを嘆くならば、悲しみに捕らわれてしまったのだ。