you had a rose already...

10th October 2011

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ロブサン・センゲは、自分が生まれた正確な日時を知らない。しかしそれはセンゲに限ったことではない。その事実を知ったのは小学校入学の手続きをしたときのことだ。センゲの両親が学校の書類に記入した彼の誕生日は「3月10日」。しかし、センゲの同級生の多くもまた同じ3月10日が誕生日だった。

ロブサン・センゲ
1968年生まれ。難民として生まれ育つ。インド・デリー大学卒業後、ハーバード大学のロースクールに奨学金で入学。その後、同大学上級研究員として国際人権法を専攻する。ダライ・ラマ14世の政治的引退発表後に行われた選挙により、チベット亡命政府の新首相に選出された。

その理由は簡単だ。3月10日は、チベット民衆が中国の支配から祖国を守るため1959年に立ち上がった「チベット民族蜂起の日」であり、チベット人にとって特別な意味をもつ。難民キャンプで生まれ、正確な出生日が不明な子どもの誕生日として、この象徴的な日付を選ぶことはチベット人にとって決して稀なことではないのだ。

「自分の誕生日すら知らないという事実に、私がどんな人生を送ってきたかが集約されている」

Source: gqjapan.jp